丹心窯コレクション
水晶彫の丹心窯
長崎県波佐見町小樽郷。山あいの小さな集落に、丹心窯はあります。自宅と工房の横を小川が流れ、鳥の声が響く、自然に抱かれた場所で焼物づくりが続けられています。
丹心窯の創業は1980年。長崎譲さんが、祖父の窯元から独立してこの地に窯を築いたことから始まりました。透かし彫りに釉薬を埋め込み、光を通す「蛍焼」という技法はすでにありましたが、長崎さんは試行錯誤を重ね、無色透明で輝くような新しい蛍焼を完成させます。そのクリスタルのような美しさから、「水晶彫」と名づけられました。
天草産の上質な白磁に、手彫りで穴をあける。そこに秘伝の粘土を一つひとつ丁寧に詰め、1300度の高温で二度焼き上げる。手間を惜しまないこの製法が、水晶のような輝きと透明感を生み出しています。
受け継いできた技を守るだけでなく、その可能性を広げながら、今の暮らしに似合う器へ。
丹心窯は、光と白磁が生み出す新しい波佐見焼をつくり続けています。













































