永泉コレクション
暮らしを豊かにする永泉
長崎県波佐見町。400年以上にわたり、人々の暮らしのための器をつくり続けてきたこの町で、永泉は1935年、酒器づくりから歩みを始めました。
永泉はその時代に生きる人たちに寄り添いながら、酒器から一般食器へと、つくるものを広げてきました。手描き、一珍、銅板転写、ホタル、水晶彫など、波佐見で培われてきた多彩な技を活かしながら、伝統的な意匠だけでなく、今の暮らしに合う色や形、新しいものづくりにも挑戦しています。2001年には、磁器のスイッチプレートが経済産業大臣賞を受賞。器づくりで培った技術と発想は、暮らしのさまざまな場面へと広がっています。
永泉が大切にしているのは、「手軽で良質な器」。毎日の食卓で自然と手が伸びること、料理がおいしく見えること、そして使いやすいこと。そのために、器の形や機能にさまざまな工夫を重ねてきました。
その一つが、1983年に意匠登録された「スキット汁次」。液だれしにくく、蓋が落ちにくい構造を備え、40年以上にわたってつくられてきました。ほかにも、トーストや揚げ物の余分な蒸気や油を逃がすパン皿、お玉を置きながらそのまま味見ができる「まんてん皿」。どれも、毎日使う人だからこそ気づく、小さな不便から生まれた工夫です。
永泉は、使う人への小さな気づきを形にし、毎日の暮らしを少し豊かにする波佐見焼をつくり続けています。

















































































